アスファルト舗装

現場の作業員

アスファルト舗装は、一般的に原地盤の路床上に、路盤、基層、表層の順に構成されている。そして、舗装とは、上層、下層に分けられた路盤と、その上位に基層、表層とあり、この基層、表層にアスファルトを用いたものがアスファルト舗装と言われます。基層は、路盤の不陸を調整して表層に作用する車両などの荷重を路盤に均等に分散させる役割があります。その基層における留意点としては、表層を支持させるだけでなく、路盤のたわみにも追随できる柔軟なたわみ性が求められます。そして、アスファルト舗装された道路面として目にする表層には、路面機能に左右される塑性変形輪数、平たん性、および浸透水量などの舗装の性能設計に必要な事項を満足させなければなりません。その舗装設計では、これらの要求性能に基づいた性能設計で設計される点に留意しなければなりません。

舗装には、アスファルト舗装だけでなく、コンクリート舗装があります。コンクリート舗装は、アスファルト舗装と比較しますと、耐久性に優れるのですが、走行時の騒音が大きかったり、舗装工事の際の養生時間に長期を要するといった問題点もあります。そのため、コンクリート舗装は、高速道路新設におけるトンネル内の舗装として用いられることが多いのは、こういった理由によるものです。そして、アスファルト舗装の構造設計には、疲労破壊輪数といった舗装構造に対して設定された性能指標が得られるように舗装厚などを設定することになります。舗装にも、初期投資だけに着目するのではなく、補修に要する費用まで見込んだライフサイクルコストを踏まえて設計することが社会から要請されています。このような身近なアスファルト舗装ですが、様々な視点に基づいて設計されていることを知っておくと、色々と便利です。